最寄り駅から私の家まで徒歩10分程度のほぼ直線な道のりですが、駅を出てすぐの所に緩やかにカーブした坂道があります。
関西の人なら『阪急の仁川駅から阪神競馬場に向かう途中の坂道』と言えば分かる方もいるかもしれません。
昨日も仕事が忙したかったので帰宅時間は夜の9時頃だったんですが、いつものように駅についた私は、駅前のコープで翌日の朝飯と嫁さんへのお土産(デザート)を買い、ちょっぴり早足で家に向かっている途中でした。
駅前のその坂道を下りきり、競馬場の横の広い歩道を歩きはじめた頃だったでしょうか、突然、後方で
ガッ!ドンッ!!
ドサッ!
ゴロゴロゴロゴロ・・・
固いもの同士がぶつかった衝撃音と、何かが道に落ちる音、それから何かが坂道を転がり落ちる音が聞こえました。
音に驚いて私もとっさに振り返りましたが、既にまわりは真っ暗で、街灯も少ない場所なので何が起こったのかはハッキリ見えません。
ただ、状況から『バイクがカーブの途中で横壁に接触して転倒した』のではないかと思います。
おそらく転倒後に運転手が投げ出され、ヘルメットが坂道を転がり落ちていった音だったのでしょう。
(転倒時に周囲に車や他のバイクは走っていなかったので、たぶん自損事故)
その時、私は現場から約100m先を歩いたんですが、どうしようか迷いました。
『道を戻って運転手の元に駆けつけるべきだろうか・・・?』
『いやでも、すぐに他の車とかバイクが側を通りかかるし、その人達に任せておけばいいかな?』
『歩いていくにはちょっと距離があるしなぁ』
『でも運転手が大丈夫かどうか気になるし・・・』
『いや、やっぱり仕事でつかれてるし、嫁さんや息子も待ってるから早く帰りたいな』
まさにアニメの様な感じで、頭の中で『帰りたい自分』と『助けに行きたい自分』が私に囁いているようでした(苦笑)
最後は『帰りたい自分』が勝ちました。
それでも、歩き出してから何度か振り返って様子を見てみたんですが、通りかかる車はみんな一瞬減速したあと、その事故現場の横を避けながら走り去るばかり・・・
結局、その後誰かが運転手の元に駆けよったのかどうかさえ分からぬまま、私は家に着きました。
ちなみに今朝、事故現場を歩道から見ると、壁にキズの様な後が付いているのを見つけ、『運転手は大丈夫だったのかな』なんて考えながら通勤しました。
現場を離れておいて言える立場じゃないですが、運転手さんが無事であることを願ってます。
ちょっと暗い話になってしまいましたが、事故はやっぱり怖いですね。
今までにも何度か交通事故現場に遭遇した事はありますが、被害者や加害者の心境を思うと心苦しくなります。
幸い私自身は大きな事故などに巻き込まれた事はありませんが、いつ何に巻き込まれるか分かりません。
その時の自分や家族の事を思うと、不安になることもあります。
でも、私に出来るのは
『加害者にならないよう交通ルールを守り、被害者にならないよう周りに気をつける』
ただそれだけです!
大切な嫁さんや息子のためにも、これからも交通安全しっかり守って生活していこう!!
そう思った日でした。
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